スピニングロッドとベイトロッドの違いとは?どっちが良いの?
今回はこのような声にお応えする記事です。
スピニングロッドとベイトロッドの外見の違いや、特徴の違い、さらにはそれぞの使い分け方も解説していきます。
バス釣り初心者の方はぜひチェックしてみてください!
- スピニングロッドとベイトロッドの違いが分かる
- スピニングロッドとベイトロッドの使い分け方が分かる
- バス釣り初心者の方にはどっちがおすすめかが分かる
スピニングロッドとベイトロッドの外見の違いとは?
スピニングロッドとベイトロッドには外見に大きな違いがあります。
それはトリガーが付いているか、いないか。
ベイトロッドには指をひっかけるためのトリガーが付いているため、出っ張りがあります。対してスピニングロッドには、トリガーが付いていません。
そのためスピニングロッドとベイトロッドの見分け方としては、トリガーがあるかないかで見分けると良いでしょう。
ちなみに他にも違いはあり、表にまとめると
スピニングロッド | ベイトロッド |
トリガーが付いていない | トリガーが付いている |
リールを下に取り付ける設計になってる | リールを上に取り付ける設計になっている |
ガイドが大きい | ガイドが小さい |
このような違いがあります。
スピニングタックルとベイトタックルの特徴の違いとは?
ロッドやリールをはじめスピニングの釣りで使う道具全般をスピニングタックル、同じようにベイトの釣りで使う道具全般をベイトタックルと言います。
ここではスピニングタックルとベイトタックルの特徴の違いについて解説していきます。
スピニングタックルの特徴1.軽いルアーが投げやすい
スピニングタックルであれば、2、3g程度の超軽量ルアーも簡単に投げることができます。
ベイトタックルも軽量ルアーを投げられないということはないですが、ベイトリールの性能やアングラーの腕によるところが大きいので、軽量ルアーへの適正という面においてはスピニングタックルに軍配が上がります。
ベイトリールで軽量ルアーを投げようとするとバックラッシュというトラブルが起こりやすくなります。
バス釣り初心者の方で軽量ルアーを使った釣りをしたいといった場合には、スピニングタックルを選ぶことをおすすめします。
バックラッシュとは:
ベイトリールのスプールが空転することで起こるライントラブル。キャストをした際に、ルアーが飛ぶスピードよりもスプールの回転量が上回った場合にバックラッシュは起こります。バックラッシュを抑えるにはブレーキシステムやサミング(指でスプールを押さえる)でスプールの回転量を調整する必要があります。
スピニングタックルの特徴2.簡単にキャストができて飛距離も出しやすい
スピニングリールは機構上、バックラッシュを気にしなくて良い分、簡単にキャストができます。
ベイトリールでは、ルアーによって、風の強さによってブレーキシステムを調整したり、サミングでスプールの回転数を調整したりということが必要となりますが、スピニングリールであれば、その必要はありません。
さらには、スピニンタックルのほうが飛距離も出しやすいです。
ベイトタックルで飛距離を出そうとすると、タックルのバランスやコツが必要となります。
スピニングタックルの特徴3.キャスト時にコントロールがしにくい
スピニングタックルはベイトタックルに比べるとキャストコントロールがしにくいのが難点です。
そして、その要因はリールの特性にあり、スピニングリールではサミングができないことが大きいです。
ベイトリールはサミングをすることで飛距離の調整がしやすいですが、スピニングリールではサミングができません。そのため飛距離の調整がしにくいです。
さらにはベイトリールは、ロッドとリールが一体となったようなセッティングになるので、手で包み込むように持つことができ、さらには重心も安定します。
これらはキャスト精度の安定にもつながります。
反対にスピニングリールは、ロッドとリールをセッティングするとそれぞれがが少し離れた位置になります。そのため、手で包み込むようにして持つことはできません。
スピニングタックルで正確なキャストをするにはかなり練習が必要です。
ベイトタックルの特徴1.重いルアーが投げやすい
ベイトタックルは、スピニングタックルに比べて重いルアーが投げやすいです。そのため重いルアーを使用するシチュエーションで高い適性を発揮します。
バス釣りでは軽いルアーを投げなければ釣れないシチュエーションがあれば、反対に重いルアーを投げなければ釣れないシチュエーションもあります。
例えば、バスが深場にいるような状況であれば、重いルアーを使って深場を攻める必要がありますし、ナチュラルなアクションがバスに効かない状況であれば、重いルアーを使ってメリハリを付けたようなアクションが効果的な場合もあるからです。
さらに、ベイトタックルはパワーが必要な釣りにも向きます。
ヘビーカバーのポイントでは、バスのバイトがあってもやりとりに時間がかかるとカバーにまかれてキャッチできません。バイトがあったら強引に寄せるタックルの強さが必要となります。
ベイトタックルの特徴2.ピンスポットに投げやすい
ベイトタックルであれば、ピンスポットへのキャストがしやすいです。
「スピニングタックルの特徴3.キャスト時にコントロールがしにくい」で前述しましたが
- サミングができる
- 手で包み込むように持つことができる
- 重心が安定する
このような理由からベイトリールのほうがキャストコントロールがしやすいからで、当然ピンスポットへのキャストもしやすいです。
杭と杭の間、アシのポケットなどバス釣りでは明らかに投げにくいスポットには、バスが良く着いています。
ショートキャストでテンポよく正確にピンスポットを狙っていくという釣りの場合、ベイトタックルにアドバンテージがあります。
ベイトタックルの特徴3.慣れるまでは扱いが難しい
ベイトタックルはスピニングタックルに比べて慣れるまでは扱いが難しいです。
その要因としては、ここまで何度も触れているバックラッシュによるところが大きいです。
恐らくは5回程度釣りに行けばバックラッシュも無くなり、だんだんと慣れてくるかとは思いますが、バックラッシュを全く気にしなくなるレベルになるまでにはかなり時間がかかります。
しかしながら誰もが通る道です。慣れればスピニング、ベイトで使い分けることができるので引き出しが増えます。もっとバスが釣れるようになります。
スピニングタックルとベイトタックルの使い分け方とは?
スピニングタックルとベイトタックルの使い分け方を以下の表にまとめました。
スピニングタックル |
軽いルアーを使用する時 |
繊細な釣りをする時 |
風が強い時(バックラッシュしない) |
初心者の方が遠投したい時 |
ベイトタックル |
重いルアーを使用する時 |
パワーが必要な釣りをする時 |
正確なキャストコントロールが要求される時 |
連続したスポットをテンポ良く攻めたい時 |
スピニングとベイト 初心者の方にはどっちがおすすめ?
スピニングタックルとベイトタックル、どっちが初心者の方におすすめかと言いますと筆者的には断然スピニングタックルです。
理由は2点
- バックラッシュがなく扱いやすい
- 軽量ルアーを使った釣りや繊細な釣りができる
特にバックラッシュがないというのは初心者の方には大きいです。
バックラッシュがあると、どうしてもキャスト練習に時間を取られてしまいます。
初心者の頃は、キャスト練習も必要ですが、それよりもたくさんバスを釣ることが上達への近道だと感じているからです。
近年のフィールドは、ハイプレッシャー化により簡単にはバスが釣れない状況となっており、釣れないとシンプルに飽きてしまいます。
昨今のバス釣りでは、軽量ルアーを使ったり、細いラインを使って繊細な釣りをしたりということがかなり必要となります。
スピニングタックルで釣りをしたほうが最初の一匹にも早くたどり着きやすいですし、数も釣りやすいです。
バス釣り初心者の方はスピニングからチャレンジ!
スピニングもベイトも特徴は一長一短のところがあります。
そのため、バス釣りを始めて1年も経てば両方が必要なことに気づきます。
しかしながら初心者の方が、一度に両方チャレンジするというのは正直難しいです。