「ハードルアーで釣れない」
バス釣り初心者の方の多くが、この悩みを抱えているのではないでしょうか?
でも大丈夫です。筆者も最初、釣れなくて悩んでいましたが、「あーでもないこーでもない」と色々と試すことでちょっとずつ釣れるようになっていきましたので。
そこで今回はハードルアーで釣れないと悩む方に向けて7つの対処法をご紹介いたします。ぜひチェックしてみてください!
ハードルアーでまだあまり釣ったことがない方はじめ、バス釣り初心者の方向けの内容です。
- ハードルアーで釣れない時に実践できる対処法が分かる
- バス釣りで使うハードルアーへの知識がちょっと深まる
使いやすいハードルアーをとにかく使いまくる
ハードルアーでバスが釣れないと悩む方にまずおすすめしたいのが「使いやすいハードルアーをとにかく使いまくる」ということです。
普段バス釣りをしている中で、キャストがしやすいルアーや、アクションがしやすいルアーなど、ストレスなく使えるルアーはありませんか?
ハードルアーはクランクベイトでもバイブレーションでもなんでも良いです。(と言っておきながらすみません、トップウォーターはかなり状況を選ぶのでトップ以外で・・・)
使いやすいハードルアーをとにかく使いまくるんです。
「釣れないのに使いまくるってどういうこと?」と思われた方がほとんどかと思いますが、一つのハードルアーを使い倒していくとキャストもバシバシ決まってきますし、釣れるアクション、釣れるポイント、釣れるタイミングなどが段々と分かってくるからです。
「クランクがたまたまボトムの大きな岩に当たってヒラを打った時にバイトがあった!」「春先でシャッドを使っていてステイの時間を長めにとったらバイトがあった」というようにです。
これが反対に、ハードルアーを使っては釣れないからまた次のハードルアーというように交換に交換を重ねていると、そのハードルアーの特長や使いどころを掴めないまま最悪タックルボックスに眠ってしまうことになってしまいます。
特に、ハードルアーの即交換癖がある方や、まだ一匹もハードルアーで釣ったことがないという方にはこの対処法をおすすめします。
自分の信頼できるフェイバリットルアーをつくるとバス釣りの上達も早くなりますよ!意外と一つのルアーから教えてもらえることは沢山あります!あとバス釣りの上手い人やバスプロと言われる人たちほど絶対的に信頼を置く伝家の宝刀的なルアーを持っています。相当使い倒しているはずです。
安いor障害物回避能力が優れているハードルアーを使う
ハードルアーってワームに比べて高いですよね・・・最近は2,000円に迫るようなハードルアーが多いですし・・・
人間は現金なものです。高いルアーであればあるほど大事にしたくなり、いわゆる根掛かりしやすいスポットにキャストするのが億劫になってしまいます。
しかしながらバスは本来、根掛かりしやすい場所にいるもの。
ここが難しいところですよね。ではどうするか!
筆者が出した結論は、「安いハードルアーを使うか、障害物回避能力が優れているハードルアーを使うか」
どちらかと言えば筆者的には安いハードルアーでガンガン美味しそうなスポットにキャストしていくほうがおすすめです。
障害物回避能力が優れていて余程のことがないと根掛かりしないというルアーでもミスキャストでカバーに直接的に引っ掛かってしまえば元も子もないので。
バス釣りを始めて間もないうちはミスキャストをして当たり前ですし、トレースするコースやレンジがよく分からなくてボトムの障害物に根がかるのも仕方ないです。
一番マズイのはハードルアーを大事にしようとしてカバーやストラクチャーを攻められなくなることです。
これでは運よく回遊してきたバスがバイトしてくれるのを待つしかなくなってしまいます。
最近のハードルアーは高額なものが多いですが、ダイワのピーナッツⅡのように安くても高性能な名作ルアーもあります。
バス釣り初心者の方であれば、高額ルアーよりも、コスパの良いルアーで臆せずキャストを繰り返していったほうが釣果的にも精神的にも良くなるはずです。
ハードルアーでのただ巻き時は一定のスピードを意識する
ハードルアーでバスが釣れない場合は、ただ巻きをする時のリトリーブスピードが一定でない可能性があります。
ルアーは案外「一定のスピードで巻こう」と意識していないと一定のスピードで巻けていないことが多いので思い当たる節がある方は注意してみてください。
一定のスピードで巻けていないと、ルアーの泳ぐスピードに変な緩急が付いてしまい、これがハードルアーをバスに見切られる原因となってしまいます。
もちろん、考えようによっては「緩急がバスに効くのでは?」とも思いますよね。筆者の経験上は効かないです(笑)
ただ巻きは一定のスピードで巻くのが基本です。ただ巻きをする時はただ巻きをする。もし緩急を付けたいのであれば、ストップ&ゴーやトゥイッチなどで意図的にアクションに変化を加える。このようにしたほうが絶対に良いです。
特にクランクベイトやスピナーベイトなど巻き抵抗が大きいルアーはしっかり意識しないと一定のスピードにはなりづらいので要注意です。
基本、リールのハンドルを下から上に回す時に、より大きな力が必要になるのでカクカクとなりやすいです。
ハードルアーを使う時は波動の強弱やラトルの有無を意識して使い分ける
ハードルアーを使う時は波動の強弱やラトルの有無を意識して使い分けると、より釣果を伸ばすことができます。
基本的には、バスの活性が低い時やプレッシャーが高くスレている場合などは、波動の弱いものにしたり、ノンラトルのものを選んだり。反対にバスが高活性であろう状況であれば、波動の強いものを選んだり、ラトル入りのものを選んだり。
筆者の経験になりますが、フィールドによってはラトル入りのハードルアーが全く効かない場合もあります。何度も同じフィールドに通ってやっと気付いたのですが・・・。
外見は同じルアーだとしても、ラトルの有無を使い分けるだけでも釣りの幅が広がり色々な状況やフィールドに対応できるようになるので、特に使いやすいハードルアーや自信のあるハードルアーは、複数タイプ用意しておくと良いと思います。
ただ、注意点として数投してルアーを変えるというのはやめたほうがいいです。そもそもバスがいる場所にルアーが通っていない可能性があるので。
ダウンサイジングモデルを信用し過ぎない
「サイズが小さいルアーのほうが釣れそう」
一見そう思いませんか?
以前の筆者がそうだったのですが、ルアーが小さければ小さいほどバスにとって食べやすそうに思えますし、何より餌に近づいている感じがして、ルアーは小さいほうが有利に感じてしまっていたのです。
タックルボックスの中はダウンサイジングモデルのハードルアーばかりでした。
もし、筆者と同じようにいつどんな時でも小さいルアーばかり使っているという方がいれば、これがバスが釣れない原因になっている可能性があります。
と言いますのも本来、ハードルアーは活性の高いバスを効率よく拾っていく釣りになるからです。
もちろん例外もありますが、クランクベイトやバイブレーションのただ巻きでスピーディーにポイントを面で捉えて釣っていくような釣りあればそのポイントにいる活性の高いバスを拾っていくのがセオリーとなります。
ただこの場合、ダウンサイジングされたハードルアーを使えば、それだけアピール力も落ちるのでかえって高活性のバスを相手にする際には非効率な釣りとなってしまうのです。
「サイズが小さいルアーのほうが釣れそう」と過度の信頼を置くと痛い目を見ます。基本は標準モデルを使用するところから始めたほうが良いです。
スローテーパーのロッドを使う
ハードルアーでバスが釣れない原因には、「バスのバイトを弾いている」もしくは「バスのバイトに気付いていない」ということも可能性として考えられます。
ハードルアーで特に巻物系のルアーであればラインテンションを張っているためバイトは分かりやすいものかと思いますが意外や意外、微妙なバイトもあります。
コツッとちょっとバスが触ったようなバイトもありますし、巻き抵抗がフッと軽くなるようなバイトもあります。
正直これに関しては慣れるしかないのですが、対処法の一つにスローテーパーのロッドを使うという方法があります。
スローテーパーのロッドであればバスのバイトを弾きにくく、ただ巻きを続けているだけで向こうアワセでフックアップさせることができるからです。
「スローテーパーはバスのバイトを乗せる、ファーストテーパーはバイトを感じて掛ける」といったイメージですね。
スローテーパーのロッドを使う方法は、特にバス釣り初心者の方で「バスのバイトがよくわからない」という方に特におすすめめです。
ハードルアーで釣れない時は上手い人の真似をするのもおすすめ
ハードルアーで釣れないと悩む方には、ハードルアーの釣りが上手い人の真似をするのも対処法の一つです。もし、周りに上手い人がいないという方はYouTubeなどの動画でチェックするのもアリです!
動画で、実際に上手い人の釣りを見てみると、気づきや発見がたくさんあると思います。「なるほど」と思ったことはじゃんじゃんフィールドで試してみてください!
まずは一つのハードルアーを信じて使いまくりましょう
ここまで7つの対処法をご紹介してきましたが、最後に改めてお伝えしたいのはルアーを信じるということです。
特に長く店頭に並んでいるようなルアーは、釣れます。なぜなら釣れなければ市場から淘汰されてしまうからです。ルアーの市場はけっこう競争が激しいので。
まずは一つのハードルアーを信じて使いまくりましょう。