筆者はバス釣りで嫌いなことベスト3に「根がかり」が入ります!
バス釣りは根がかりしやすい場所を攻める釣りのため、どうしても根がかりが多くなってしまうのですが、アングラーとしてはできるだけ避けたいですよね。
そこで重要となるのが、どのようにして根がかりを防ぎながらバスを釣っていくかという点です。
根掛かりが多い場所での対処法を7つピックアップして紹介していきます。
「根がかりが多くて釣りにならない」という方はぜひ参考にしてみてください。
- なぜ根がかりするのか理由が分かる
- 根がかりが多い場所での対処法が分かる
- 根がかりでのルアーロストが減る
根がかりは、大切なルアーをロストしてしまうだけでなく、釣りのテンポも悪くなります。さらには根がかりが続けば自ずと精神的にも参ってきます。良いことがないんですよね・・・
そもそもなぜ根掛かりするのか?
一投で根がかりは絶対やめて欲しい・・・
1.フックが障害物などに刺さる
「フックが水中にある障害物に刺さる」これが根がかりする要因としては一番イメージしやすいでしょう。
水中には根の太い水生植物から、網やロープ、さらにフィールドによっては重量のあるゴミなども沈んでいるため、これらの障害物が多ければ多いポイントほど根がかりのリスクは高まります。
そして、フックが障害物に刺さった場合には簡単には抜けません。水生植物などにフックが刺さった場合は、水生植物を引きちぎってくることでルアーを回収することはできますが、例えば杭などに完全にルアーフックが刺されば、まず回収は不可能でしょう。
- 例えば乱杭があるポイントは、フックが直接刺さってしまい根がかりが外せなくなる可能性が高いポイントだと言えます。要注意です!
2.ルアーのボディが障害物に挟まる
ルアーのボディが障害物と障害物の間に挟まってしまうのも根がかりの代表的な要因です。
例えば、ゴロタ場で釣りをしていると石と石の間にルアーが挟まるリスクが高くなります。大き目な岩がいくつも転がっているようなフィールドも同様です。
さらには、ボディだけでなくシンカーが障害物に挟まることもあります。例えばダウンショットリグはワームよりもシンカーが先にボトムや障害物がコンタクトするので、シンカーが障害物に挟まり根がかりしてしまう可能性が高くなります。
- ルアーもシンカーも形状が横に大きいほど挟まりやすく、スリムなほど挟まりにくくなります。
3.ラインが障害物に絡む
先に紹介した「ルアーのボディが障害物に挟まる」とも関係してきますが、ラインが障害物に絡むのも根がかりする要因です。
なぜ「ルアーのボディが障害物に挟まる」ことと関係してくるのかと言いますと、例えばゴロタ場などで石と石の間にラインが入ってしまえば、ルアーはラインの軌道を通るので自ずとルアーが挟まってしまうからです。
要するに、障害物と障害物の間にラインが入ったり、ラインの軌道に障害物があったりすることで根がかりしてしまうということです。
- 不用意にラインを沈めすぎてしまうと、主にボトムにある障害物にコンタクトする可能性が高くなり、根がかりのリスクは高まります。
根掛かりが多い場所での対処法おすすめ7選!
根がかり減らす方法あるある早く知りたい!
1.シンカーウェイトを軽くする
シンカーウェイトを軽くすることで根がかりのリスクを抑えることができます。
なぜなら、シンカーは重ければ重いほど障害物やボトムの変化と強くコンタクトしてしまうからです。
シンカーウェイトが重いことは、ボトムやバイトの感知能力が上がったり、飛距離が伸びたりと多くのメリットがありますが、こと根がかりにおいてはリスクとなります。
反対に、シンカーウェイトが軽ければ、障害物やボトムの変化を軽く乗り越えたり、交わしたりすることができるため、根がかりのリスクは低くなります。
2.ボディ形状がスリムなルアー・ワームを選ぶ
前述の「ルアーのボディが障害物に挟まる」という見出しの中でも紹介しましたが、ルアーの形状が横に大きいほど挟まりやすく、スリムなほど挟まりにくくなります。
そのため、根がかりが多発するポイントではルアーやワームのボディ形状がスリムなものを選ぶと良いでしょう。
例えば、ワームであれば、グラブやホッグ系のボディが太目のものよりも、細身のストレート系ワームのほうが障害物を交わしやすくなります。
3.ボトムを切ってアクションをする
ボトムにゴロタやゴミがあったりと、根がかりをする要因となるものがボトムにあると分かっている場合は、ボトムを切ってアクションをすることで根がかりのリスクを抑えられます。
端的に言えば、ルアーやワームをボトムに沈めないまま手元まで引いてくるということです。
例えば、ボトムに根がかりがしやすいものがあるポイントで何気なくジグヘッドリグを沈めてチェックしようと思えばほぼ一投で根がかりをしてしまうでしょう。
しかし、ジグヘッドリグなどのフックが向きだしのリグやルアーを使用する場合でも、根がかりの要因があるボトムまで沈めなければ話は別です。
ボトムを切った状態でレンジキープしアクションを行うにはテクニックを必要としますが、これができれば根がかりのリスクは相当減ります。
4.強い抵抗を感じた時に一旦アクションを止める
強い抵抗を感じた時に一旦アクションを止めることで根がかりしたとしても、回収できる確率が高くなります。
なぜなら、強い抵抗を感じた時は障害物やボトムの変化に強くコンタクトしている状態で根がかりの一歩手前だからです。
この時にアクションしている手を止めてロッドを上方向にちょんちょんとやって障害物から徐々に離すようにすると完全にひっかかる前に障害物を交わすことができます。
場合によってはフックがすでに障害物に刺さってしまっている場合もあり回収できないこともありますが、「強い抵抗を感じたら一旦手を止める」というのをクセにしておくと根がかりを減らすことができます。
5.トレブルフックであればダブルフックに変える
ハードルアーを使用する際は、トレブルフックをダブルフックに変えることで根がかりが発生する確率をグッと下げることができます。
理由としては、ダブルフックは2つのフックポイントが上に向くことで、フックポイントが先に障害物などにコンタクトすることを避けることができるからです。
反対にトレブルフックは、3つのフックポイントの内必ず一つは下を向いてしまうため、障害物やボトムにコンタクトする可能性が高くなります。
根がかりが多発してどうしようもないポイントであれば、ダブルフックに交換するのも一つでしょう。
6.バーブレスフックを使用する
「バーブレスフックを使用する」この方法は根がかりのリスクを下げることはできませんが、根がかりをした場合の回収率を高めることができます。
バーブレスフックはカエシがないことで、万が一障害物にフックが刺さった場合でも、ロッドを煽ったり、立ち位置を変えたりすることでフックが抜けることがあるからです。
フックのカエシが無ければ良いので、バーブレスフックが用意できない場合には、フックのカエシをペンチなどで潰せばOKです。
7.スナッグレス性能が高いルアーを使う
改めて紹介するのは忍びないですが、当然ながらスナッグレス性能(障害物回避能力)が高いルアーやリグを使用することで根がかりのリスクを抑えることができます。
例えば、ハードルアーであれば、スピナーベイトやガードのあるラバージグ、リグで言えばテキサスリグやノーシンカーリグなどです。
さらには、同じ種類のルアーであっても商品によってもスナッグレス性能は異なります。釣りをする上でどうしても根がかりを防ぎたいということであれば、スナッグレス性能が高いと評判のルアーを使うと良いでしょう。
「何をやってもダメ、どうしても根掛かりしてしまう」という場合は根掛かり回収機がおすすめです】
根がかりは対処法を実践をすれば、ある程度は減らせる
根がかりは対処法を知り実践をすることで、ある程度は減らすことができるものです。
ルアーロストを減らすため、釣りのリズムを良くするため、根がかりは減らせるに越したことはありません。
根がかりしやすい場所では、ぜひ当記事で紹介した対処法を実践してみてください!