バス釣りに限らずではありますが、釣りにおいて朝マズメは言うなればチャンスタイムです。
「ではそのチャンスをしっかり掴むためには?」
ということで、朝マズメで納得の釣果を得るために筆者が実践しているコツをご紹介していきます。
ご参考いただければ幸いです。
- バス釣りにおいての朝マズメの基本的な知識が身につく
- バス釣りの朝マズメで釣果を得るためのコツが分かる
朝マズメとは?

まず概念的なところからおさらいですが、朝マズメとは、「夜が明けて辺りが薄明かりとなっている時間帯」を指します。
「薄明かりとなっている」というのがポイントで、たとえ朝早い時間であっても日が出て完全に日が届くような時間帯になってしまうと朝マズメの時間帯とは言いにくくなります。
そのため、「朝6時にフィールドに着いたら、もう辺りが明るくなっていた」という状況は、朝マズメを逃してしまった状況です。
例えば、夏であれば日の出が4時30分くらいになるので、少なくとも4時ちょっと前くらいにはポイントに立って釣りをスタートしたいところです。
つまり時期によって朝マズメの時間帯は変わるということになります。
夏の場合はかなりの早起きが必要です。
筆者は学生の頃、夏場は良く朝マズメを釣ってから学校に行っていました。それくらい朝マズメは釣れましたし、良い思いを沢山しました。
バス釣りで朝マズメが釣れるのはなぜ?
朝マズメが釣れるには理由があります。この最高の時間帯を逃すわけにはいきません!
バスのフィーディングタイム
朝マズメの時間帯はバスのフィーディングタイムになっており高活性となっていること。やはりこれが朝マズメにバスが釣れる理由としては大きいです。
朝マズメの水中では、バスに限らずフィッシュイーターたちがベイトフィッシュを追いかけまわしています。
マズメの時間帯は日中とは違い、やる気のあるバスを相手にできます。
フィールドがフレッシュな状態になっている
近年のフィールドはハイプレッシャー化でスレバスを相手することがほとんどですが、こと朝マズメに関してはプレッシャーから解放されたバスを相手にできます。
一日の始まりの朝マズメの時間帯はフィールドがフレッシュな状態になっています。
警戒心の弱くなったバスを相手にできるため、ルアーに対しても強い反応を示してくれます。
アングラーが少ない
朝マズメの時間帯は、日中に比べアングラーが少ないこともバス釣りにおいては有利に働きます。
バスはルアー見せれば見せるほど警戒心が強くなり釣りにくくなる魚だからです。
多くのアングラーが同じポイントに何度もルアーを通せば、当然バスはスレます。
しかしながら朝マズメ、もし朝一番でフィールドに到着できれば、誰よりも先にルアーをバスに見せることができます。
さらには、岸沿いと平行にキャストすることもできますし、人気ポイントを独り占めすることだってできます。
アングラーが少ない方が確実にバスは釣りやすくなります。
バス釣りの朝マズメで納得の釣果を得るコツ

朝マズメの時間帯は長くありません。そのためできるだけ充実の時間としたいですよね。
納得の釣果を得るために筆者が実践しているコツをご紹介いたします。
フィールド屈指の高実績ポイントに入る
朝マズメは、まずフィールドの高実績ポイントに入れるか入れないか、これが釣果を大きく左右します。
なぜかと言いますと、朝マズメの時間は長くて一時間くらいなので、オカッパリの場合、好ポイントをいくつも周るということができないからです。
そのため、ある程度朝マズメに入るポイントに狙いを定めておかないと、時間ばかりが過ぎてしまい朝マズメという最高の時間帯を逃してしまいます。
もし、あまりフィールドの高実績ポイントが分からないという場合は、バスを釣っている人を見たことがあるポイントや、時期やフィールドの傾向から見て釣果が期待できそうなポイントに入ることで良い釣果を得やすくなります。
岸沿いの好スポットをショートキャストで狙う
朝マズメで良い釣果を得るためには、岸沿いの好スポットをショートキャストで狙っていく釣り方がおすすめです。
理由は、遠くのスポットを狙おうとすると手返しが悪くなりますし、朝マズメの時間はベイトフィッシュを追いかけて岸沿い寄ってきていたり、プレッシャーが弱くなっていたりするため、岸沿いにまで寄ってきているバスをテンポ良く釣っていくほう効率的ですし釣りやすいからです。
朝マズメでバスを効率的に釣っていくためには、美味しいスポットに一投で確実にルアーを落とす丁寧さも大切です。
フォールで食わせる
前述で、「岸沿いの好スポットをショートキャストで狙っていく釣り方がおすすめ」と紹介しましたが、この時、フォールで食わせる釣りをメインにするとテンポアップし効率的にバスを釣っていけるのでなお良いです。
朝マズメのお腹ペコペコの状態になっているバスは、上から落ちてくる餌に対してもかなり敏感になっています。
そのため、例えば杭やアシ際、オーバーハングなどにタイトにキャストすれば一発で食ってくることも良くあります。
1キャストに時間をかけるよりも、「フォールでバイトが無ければ次ぐのスポット」というように僅かでも変化があるスポットを探してフォールで釣っていくほうが時間があまりない朝マズメでは効率的に釣れます。
また、「着水した瞬間にバイトがある」いわゆる落ちパクもあるので、フォールで食わせる釣りをする時は気を張っておくことが重要です。
数投は必ず離れた場所から
朝マズメのバスは警戒心が弱くなっている状態なので、アングラー側としてはできるだけバスに警戒心を与えず、釣りやすい状況を維持できるように気を付けたいところです。
方法としては、自分の影を落とさないような位置から離れて釣りをしたり、足音を抑えて岸沿いに近づいたり。
特に、岸沿いの近めのスポットを狙う際は、数投は必ず離れた場所からすることをおすすめします。
朝マズメは、数釣りをするにもデカバスを狙って釣るにも最高の時間
早起きはキツイですが、バス釣りを存分に楽しむには朝マズメを逃すわけにはいきません。
朝マズメはバスが釣りやすいアングラーにとってはかなり有利な状況となっています。数釣りをするにも、デカバスを狙って釣るにも最高の時間です。
なお、朝マズメにバス釣りに行く際は日の出の時間をチェックしておくことをお忘れなく。